情報文化部会5月例会結果報告

情報文化部会5月例会結果報告

〜卓話会「書を通じて子供を育てる」〜



 
●日 時 平成19年 5月11日(金) 11:00〜12:30

●会 場 岡崎商工会議所 4階 401会議室

●内 容 

<テーマ> 「書を通じて子供を育てる」

<講 師>  書 家  丹 羽 勁 子 氏

●概 要
 情報文化部会5月例会は、講師に書家の丹羽勁子氏お迎えし、「書を通じて子供を育てる」と題し卓話会を開催しました。(出席者数:25名)
 丹羽先生は、永年書塾を通じて多くの子供たちと交流され、児童教育に携わってこられました。今回、そうした経験を基に独自の教育観についてお話をいただきました。
 この中で「書塾に通う子供たちが、初めはできなかった挨拶ができるようになったり、態度が良くなっていくのを見るにつけ、しつけは大切だと実感している。」としたうえで、「子供達により良い道筋を付けてやるのが親の責任、そのためには親が良い大人になってもらわないと困る。特に母親は生んだ以上は責任を持って育て切ってもらいたい。」と熱く語られました。
 また、「正しく筆・箸を持ってもらうことを目的に"手元美人運動"を展開している。これまでに870人を見てきたが、約2割しか正しく持てていない。是非皆さんにこの運動を広げていってほしい。」と呼び掛けられました。


●出席者の声
■新入学童の家庭における「しつけられよう」が様々であるのは、企業における新入社員にも共通なところである。
■草筆教室の「相手の立場にたった」教育方針は大変参考になった。子供の「教育としつけ」については、「母親への教育がまず必要」と感じた。女性の社会進出に伴い、今後の課題である。
■子供に正しく伝えるためにも、まず親が自分自身正しい作法を身に付けなくてはと感じた。
■"良き人づくり"ができれば、それが"良きものづくり、良きまちづくり"になるのではないか。
■「手元美人診断」をしていただき、目からウロコ状態である。
■ひとづくりの基礎中の基礎だと感じた。